キャリア登録制度について

キャリア登録とは、ご自身のキャリア・意向に適した職種の募集開始時に当社から選考をご案内させていただく仕組みです。
新しい挑戦の機会ですので、是非積極的にご活用ください。

注意事項

  • キャリア登録はご登録いただいた全ての方に選考の機会をお約束するものではありません。
    募集職種に合致すると判断した方にのみご連絡いたします。
  • 登録情報の有効期限は1年間です。1年経過後は再度ご登録をお願いいたします。

万一、1年以内に登録抹消を希望される場合は
sumitomocorp-careers@sumitomocorp.co.jpまでご連絡ください。

キャリア登録をする

希望していた海外でのビジネス。
そこで得た経験から
キャリアの選択肢を広げていく。

エレクトロニクスSBU EMS事業ユニット

東野 里実

この記事のサマリー

1. 電子機器のEMSを行うグループ会社 スミトロニクスでグローバルビジネスをサポート。

2. トレイニー制度を活用し、入社4年目からタイに赴任。現地でオペレーション改善や営業、協力工場の管理などを担当。

3. これからも挑戦をつづけ、キャリアの選択肢を広げていきたい。

Profile
2019年に新卒で入社。早くから海外で働くチャンスがあることに惹かれて住友商事へ。入社以来、住友商事のエレクトロニクス関連の事業会社でEMS(Electronics Manufacturing Service:電子部品受託製造サービス)事業を展開する株式会社スミトロニクスのビジネス推進に貢献。入社4年目からはトレイニー制度にてタイの拠点に出向中。
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです

部署の役割と主な仕事内容

住友商事ならではの
グローバルなビジネス。

——電子・EMS事業部ではグループ会社のスミトロニクスグループを通してビジネスを展開しているそうですね?

スミトロニクスは電子部品の調達からEMSと呼ばれる電子機器製造の受託サービスまでを担っている、住友商事の事業会社です。世界各国でモノづくりを行うお客様への価値提供を果たす為、タイやインドネシア、フィリピンなどのASEAN諸国、中国圏、北米、欧州に拠点を有し、総合商社ならではのグローバルネットワークを活かした事業展開を行っていることが特徴です。私たちはそうした国内外の拠点にそれぞれ出向し、現地での営業活動やモノづくり力の強化、サプライチェーンの管理など、お客様にとって最大の戦略パートナーであり続ける為のミッションに取り組んでいます。

——実際にこれまでどんな仕事をしていたのですか?

まず当部のEMS事業内容の流れについてお話しすると、サプライヤーにあたる電子部品メーカー・商社から部品を調達し、工場で実装~完成品組立までを、お客様のご要望に合わせた形で対応します。お客様はオフィス機器や白物家電、車載や産機、医療機器分野などと幅広く、グローバルな取引を行っています。そうしたビジネスのなかで、入社当初は主に新規顧客開拓の営業を担当していました。まだお取引のないお客様に対して、現状のお困りごとや今後の事業展開の狙いなどをヒアリングし、当社の強み・持ち味を以て如何にシナジーを生み出せるか考えます。スキームの作成・提案から、見積作成、コスト交渉などさまざまな業務を行い、当時担当していた車載案件を無事受注することが出来ました。
入社3年目にグローバルでお付き合いさせていただいている大口のお客様を担当した際には、フィリピン拠点の部品調達を日本からリモートでサポート、その後はインドネシア拠点の現地オペレーションを支援するため、スミトロニクスインドネシアへの長期出張も経験しました。

印象に残っているエピソード

希望していた海外へのチャレンジ。
そこで感じた難しさも。

——入社4年目からはトレイニーとしてタイの拠点で働いているそうですね。まずはトレイニー制度について教えてください。

トレイニー制度とは、海外での業務経験を通じて、グローバルで活躍できる人材を育成するための制度です。期間はおよそ2年間。私自身も早く海外勤務を経験したかったので、制度を有意義に活用させてもらっています。

——実際にタイでは何をされているのですか?

スミトロニクスタイが何十年も前からお付き合いさせて頂いている日系空調機メーカーを担当しており、お客様の営業窓口としての各種対応、社内外オペレーション改善業務や取引先工場の管理などを行っています。私たちは自社工場だけでなく、提携先の工場に業務を委託するケースもあり、技術や品質、コストのほか、お客様の工場との距離なども視野に入れて、ベストな形でサプライチェーンを構築できる体制を持っています。

——タイでの仕事で印象に残っていることはありますか?

タイは国民の9割以上が仏教徒で、年功序列が根強い国です。赴任したばかりの頃、オペレーション改善のためにヒアリングや問題点の抽出などを行ったのですが、現地スタッフには「日本から来た若者が従来のやり方を変えようとしている」とネガティブに捉えられていたように感じました。もともと私自身、はっきり意見を伝えるタイプでしたが、このやり方では現地スタッフの方々には受け入れてもらえないなと。タイ人のマネージャーから「あなたは私より年下なのよ」とお𠮟りを受けたことが自分のやり方を見つめ直すきっかけとなり、そこから伝え方を工夫するようにしました。現行の問題点だけに焦点を当てるのではなく、従来のやり方や現地スタッフの意見の良いところをしっかり肯定することも忘れず、「こうするともっと良くなるのでは」と改善点を一緒に探すように心掛けました。これまで社内オペレーションに様々な変更を加えてきましたが、今は新しい提案にも積極的に耳を傾けてもらえるようになり、スムーズに業務改善を進められるようになりました。環境に合わせて自分を変化させることが大切だとこの出来事を通して学び、強く印象に残っています。

仕事を通じた成長

「一人では何もできない」
ビジネスにおいて大切なことを学んだ。

——これまでのご経験のなかで「成長したな」と感じる部分はありますか?

日々多くのことを学ばせてもらっていますが、一番成長した点は「一人では何もできない」ことを改めて理解できたことだと思います。もちろん、これまでも周りの方々とチームで業務をしてきましたが、日本にいた頃は私自身が担当者として手を動かすことが多かったので、良い意味でも悪い意味でも自分次第なところが多かったです。しかし現在は、既存のオペレーションを一つ改善するにも、実務を担当するスタッフの方々から協力を得る必要がありますし、新しいやり方が全員に定着しなければ意味がありません。そのために、スタッフの方々から信頼を得て、「東野に協力したい」と思ってもらうことが何よりも重要です。一人では仕事を進めることができないと改めて実感したことで、周囲と信頼関係を築くというビジネススキルの根本が磨かれたように感じます。

——最後に、今後のキャリアや目標についてお聞かせください。

まずは、目の前のことを一つずつクリアしていくことかなと思います。例えば、現在タイで社内外のオペレーション改善に幅広く取り組んでおり、担当案件においてこれまでは明確になっていなかったEOLを取り決める活動を始めました。生産モデル数千種類を約半数へと削減し、オペレーション改善や生産効率化につなげたことも一つの例です。こうして一つずつ課題をクリアしていくことで、国や文化を問わず、どんな現場でも周囲から受け入れられ、成果を発揮できるようになることを目指しています。それができれば、おのずとキャリアの選択肢はもっと広がると信じています。そのためにも、今はたくさんの経験を積み、自分自身の力を養っていきたいです。

  • ※End Of Life:製品の販売や生産の終了

東野 里実が答える
5つのQ&A

Q1 入社した理由は?

もともと海外志向が強く、総合商社とメーカーに絞って就職活動を行っていました。結果、夫々の業界で第一志望だったメーカーと住友商事から内定をもらいましたが、最終的には事業の多様性と人の雰囲気に惹かれて入社を決めました。

Q2 求職者にオススメしたい住友商事の良いところ

たくさんの選択肢を持てることです。自分がすべきこと、成し遂げたいことがまだ不明確でも、いろいろな形で挑戦や経験ができる場を提供してくれる会社です。

Q3 仕事を楽しむ秘訣は?

先入観を持たないこと。先入観があると聞こえる声も聞こえなくなってしまうので、相手が何を伝えようとしているか、何を目的としているか、憶測を挟まずにまずは目の前の人・事象に向き合うようにしています。

Q4 尊敬している社員はどんな人?

私よりも私を信じてくれる上司やどんな相談でも乗ってくれる先輩など、沢山の素敵な方がいますが、特に同期は尊敬できる仲間ばかり。それぞれ異なる業界で切磋琢磨し、お互いを尊重・刺激しあえることを誇りに思っています。最近は事業会社への出向や海外赴任も増えてきたので気軽に会えなくなってしまいましたが、久しぶりに集まって色々な話が出来る時間をとても大切に感じています。

Q5 プライベートの過ごし方は?

タイには、商社・金融・メーカー・人材など、さまざまな業界の駐在員仲間がいます。優秀でユーモア溢れる素敵な仲間から日々刺激をもらい、公私ともに楽しんで生活しています。タイの海に魅了されてダイビングも始めました。

とある1日

8:00
出社、朝食を摂りながらメールやメディアのチェック
9:00
現地チームメンバーと打ち合わせ
10:00
資料作成
11:00
自社工場(カンボジア)と生産状況に関する週次打ち合わせ
11:30
会社の近くのローカル屋台で昼食
12:30
担当工場の翌月生産見込み確認
13:00
工場へ移動
14:00
担当工場と打ち合わせ
16:30
帰社、インド案件について香港拠点と打ち合わせ
17:00
お客様との打ち合わせ準備
18:30
退社
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