キャリア登録制度について

キャリア登録とは、ご自身のキャリア・意向に適した職種の募集開始時に当社から選考をご案内させていただく仕組みです。
新しい挑戦の機会ですので、是非積極的にご活用ください。

注意事項

  • キャリア登録はご登録いただいた全ての方に選考の機会をお約束するものではありません。
    募集職種に合致すると判断した方にのみご連絡いたします。
  • 登録情報の有効期限は1年間です。1年経過後は再度ご登録をお願いいたします。

万一、1年以内に登録抹消を希望される場合は
sumitomocorp-careers@sumitomocorp.co.jpまでご連絡ください。

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私の専門性と、
住友商事のネットワークを活かし、
世界でヘルスケア事業を仕掛けたい。

ヘルスケアSBU

石田 彩

この記事のサマリー

1. 住友商事グループのドラッグストアトモズの経営に携わる。

2. コロナ禍にオンライン服薬指導オペレーションを導入し、地域医療に貢献。

3. 大きな仕事を任せてくれるカルチャーが魅力。

Profile
薬学部を卒業後、2017年に新卒で入社。ドラッグストア トモズの主管業務やM&Aに携わる。2021年からトモズに出向し、店舗での実務を経たのち、現在は新たな調剤オペレーションの構築や中期経営計画等の戦略策定に取り組んでいる。2023年から海外ヘルスケア事業部にて、マレーシアのマネージドケア事業を担当。
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです

これまでと現在の仕事

深く現場を知るからこそ、
経営を改善することができる。

——入社以来、住友商事グループが運営するドラッグストア トモズに関連する仕事をしてきたそうですね?

はい。トモズは住友商事の100%子会社が運営しており、入社1年目では株主として経営戦略の策定に関わりました。主に経営陣が参加する戦略会議に出席し、住友商事側の意見を伝える役割を担いつつ、データ分析や資料作成も担当していました。2年目以降は、それに加えて調剤薬局のM&Aプロジェクトにも携わるようになりました。後継者不在などのさまざまな理由から、運営する薬局の継承先を探しているオーナーと、トモズの経営陣との面談をセッティングし、お互いの理念や将来像を共有する機会をつくり、M&Aに向けたコーディネートを行っていました。お互いのビジョンが合致した場合には、買収金額の試算や弁護士など専門家の力を借りながらデューデリジェンスを行い、契約・譲受実行まで進めました。

——入社5年目からはトモズに出向し、ビジネス拡大に取り組んでいるとお伺いしましたが、具体的にはどのような仕事をしているのでしょうか?

出向前は、経営に関する仕事をしていましたが、実務経験がないため分からないことも多くありました。たとえば、経営会議で「調剤過誤を防ぎたい」というテーマが挙がったとしても、何をどのように改善すれば良いかは、現場を知らなければ見えてきません。そういった経験から、もっと現場のことを知りたいと思うようになりました。私は薬剤師免許を持っているため、出向後はまずトモズの調剤薬局にて、薬剤師として店舗勤務をすることに。そこで得た現場の知見を活かして、2022年からはトモズ本部で調剤オペレーションの向上・構築を行いました。
その後、新設されたトモズの経営企画部にて、中期経営計画策定の一環としてビジョンを策定したり、直近住友商事が買収した調剤薬局のグループ会社と連携した新たなシナジーの創出などに取り組みました。
現場での経験を積んだことで、戦略立案や経営に対する洞察力が格段に向上しました。調剤薬局での実務経験から得た気付きを、トモズ全体の成長に活かすことができているかなと思っています。

忘れられないエピソード

現場の不満を共感に変えたのは、
自らが先頭に立ち、道を切り拓く姿勢。

——コロナ禍では薬局が果たす役割も大きかったと思いますが、オンライン服薬指導サービスの導入は特に印象に残っているそうですね。

2022年に手掛けたオンライン服薬指導サービスは、主にコロナ罹患患者の方々を対象に、夜間緊急診療の翌日に迅速に薬をお届けするためのサービスでした。患者様が自宅にいながら薬を受け取り、適切に薬を服用できるよう、薬剤師がオンラインで服薬指導を行うというものでした。私はサービス導入の主担当者として、ベンチャー企業との連携をはじめ、薬剤師のみなさまが実際にどういったオペレーションでサービスを提供するか、薬の配送業者の選定やシステム連携まで、サービスリリースに係るすべてを主導しました。手探りで進めた部分も多くとても苦労しましたね。

——具体的にはどのような苦労が?

現場の薬剤師を巻き込み、サービスの意義を理解してもらうことですね。というのも、このサービスは私たちが処方箋を受け取ってから翌日に薬を届けるというものです。つまり、薬剤師はその対応を早朝から行わなければならず、なおかつ当初はシステムの整備が間に合っておらず、都内の数ヶ所でしかオンライン服薬指導が行えず、負担がそこに集中してしまったのです。当然、現場からは不満の声が上がりました。実際に現場にサービスの意義等を理解してもらうため、口で言うだけではなく自らが担当薬剤師の一員として現場に入ることを決めました。

——実際に、現場に入ってみていかがでしたか?

本当に大変なのは、現場で働く薬剤師のみなさんと朝7時から土日も含め一緒になって働き、ともに苦労を感じることで徐々に理解が得られるようになったと思います。段々と協力してくれるようにもなりましたし、より良いオペレーションを現場で一緒に模索する中で、最終的には効率的なオペレーションを確立することができました。
また、地域医療のなかでトモズがいかに重要な役割を担っているかを実感することができましたね。大変な仕事でしたが、たくさんの患者様と社会全体の課題解決に貢献できたことを、今では嬉しく思っています。

住友商事の魅力

入社4年目が十数億円を動かす、
大胆なカルチャー。

——改めて、住友商事で働くことの魅力は何でしょうか?

2点あります。1つ目は、住友商事は国内外のさまざまな分野で事業投資をしており、たくさんのビジネス現場に深く精通している点ですね。総合商社に入社した私が、まさか薬剤師として働ける機会があるとは思っていませんでしたが、とても良い経験になりました。これらの現場での経験は、キャリアにおいて大きな財産になっていると感じています。そして、もう1つは、若手のうちから色々なことを任せてもらえる点です。調剤薬局のM&A案件を担当していた入社わずか4年目では、十数億円単位の買収案件で、社外交渉から入札価格の設定までを一任してもらいました。最終入札の価格設定の局面においても、「直接交渉した石田の感覚を信じる」と言ってくれた上司の言葉が、まさに当社のカルチャーを表していると思います。

——大きな仕事を大胆に任せていくのが、住友商事らしさなんですね。最後に、今後の目標を教えてください。

もともと母が薬剤師で、私自身も薬学部出身ということもあり、ヘルスケア事業に強い関心がありました。世界には、日本より先進的なヘルスケア事業もたくさんありますので、私自身の経験と薬剤師としての専門性、そして住友商事のネットワークを活かして、グローバルにヘルスケア事業を盛り上げていけたらと考えています。そういった意味では、世界にまだない価値を生み出せるチャンスや可能性を秘めていることが、住友商事の最大の魅力なのかもしれません。

石田 彩が答える
5つのQ&A

Q1 入社した理由は?

「優れた技術やモノを広めたい」と感じたことです。学生時代に薬学部で研究をしていましたが、どんなに優れた技術やモノでも、市場に流通しないことには意味がないと痛感したことがありました。住友商事であれば、幅広いネットワークや資金力を活かして、技術・モノを広める役割を果たせる、そう思ったことが決め手です。

Q2 入社後に驚いたことは?

個性的で面白い人が多い点です。色々な方と会話するたびに新たな発見があってとても楽しいです。業務の範囲に限らず、精力的に活動している方が多いので、私も刺激を受けています。
本社でおいしいコーヒーが無料で飲めることも嬉しいサプライズでした。

Q3 オススメしたい、住友商事の良いところは?

「人の良さ」です。優秀な方がたくさんいますが、かといって殺伐とした雰囲気が一切ないのが住友商事の特徴だと思います。どんなに忙しくても、何かあれば相談に乗ってくれる方ばかりです。私が就活中にOBOG訪問をした際には、一学生にも真摯に対応してくれる先輩社員に感銘を受けました。入社後もその印象は変わらず、一人ひとりに真摯に向き合ってくれます。

Q4 仕事で一番緊張した瞬間は?

調剤薬局のM&A案件で価格設定を自分で行い、入札を行った時が一番緊張しました。「競合他社には負けないが、採算が見込める入札価格」を自分で設定する必要があり、そのために情報収集を入念に行いました。競合の状況は知ることができないので、交渉を通じて得た感覚だけを頼りに設定するしかなく、あの瞬間はとても緊張しましたね。

Q5 夢は?

国内外問わず、ヘルスケア分野で活躍することです。国や地域によって価値観も異なるので、その地域に応じたニーズを汲み取ることが重要だと考えています。そのために、色々なバックグラウンドを持つ人と会話して、常に自身の視野を広く持つことを意識するようにしています。また、今は語学などのスキルアップにも励んでいます。

とある1日

9:00
出社、メールチェック
9:30
前日までの業績を確認
10:00
グループ会社のメンバーと打ち合わせ
11:00
次回ミーティングの資料作成
12:00
ランチ
13:00
経営企画部でチームミーティング
15:00
資料作成・データ分析等
18:30
退社
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