思い悩み、立ち止まった
その先に、
価値観が
広がる経験があった

海外薄板事業部
2011年入社

瓜 哲史

仕事への価値観の多様性を、受け入れられなかった。

実は入社から3年が経った時に一度、凄くモチベーションが下がった時期があったんです。新卒採用サイトで言うことじゃないかもしれませんが、取り巻く環境に対して不満を感じていました。入社前は、商社パーソンと言えばすべての社員が高いモチベーションを持っていて、ストイックに仕事に取り組んでいると想像していました。でも入ってみたら必ずしもそうではなくて、仕事とプライベートのバランスや、仕事で実現したいことのレベルは人によってマチマチ。今からすれば、そんな多様性も必要だと思えるのですが、当時は価値観が偏っていたんですね。

そんな私に、「商社に入社したからには海外駐在の醍醐味を1度は味わえ」と言って、上司が駐在に行けるよう調整してくれたんです。その上司には今でも頭が上がりません、本当に貴重な機会を与えて頂きました。
赴任先は、ベトナムにある薄板加工の事業会社でした。日本人は自分以外にもう1人だけ、あとはベトナム人ワーカーとスタッフが130人という環境。異なるバックグラウンドや文化を持つ人々と働いた経験は、私自身の価値観を大きく変えてくれました。

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価値観を押し付けたことで不信を買った。

当時、赴任先の事業会社は過渡期にありました。20年弱続いている会社でしたが、会社の成長が鈍化していたのです。その当時は未だベトナム経済が今のように盛り上がってはおらず、長年続けてきたベトナム事業でしたが、事業の見極めが必要という声が社内で挙がっていました。私たちが成果を出さなければ撤退も検討すると聞かされていたので、気合満々での赴任でしたね。

肩に力が入りすぎた私は、早々に失敗をしました。現地社員と衝突し、思うように力を発揮してもらえなかったんです。原因は、価値観の押し付けです。自分のやり方を押し付け、目標に向かって努力することは当たり前だと考えてしまって。
ベトナム人は勤勉だと言われていますが、自分自身が納得しないと、ただ言われるがままには動いてくれません。それを理解せず、なんで言うとおりにしないのかと叱ってしまい……。ベトナムでは大人を人前で叱ることはご法度。彼らのプライドをひどく傷つけてしまい、不信を買いました。

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異なる価値観を尊重することで、想像を超えた結果が生まれる。

最初は、思うように行動してくれない彼らに対し、私自身がストレスを感じていたのですが、会話を重ねるうちに自分の価値観を基準にコミュニケーションを取ってしまっていることに問題があると気付きました。彼らの考えや感性を尊重し、アイデアを吸い上げながら協力して働くことで、勤勉で優秀な姿と非常に同僚想いである本来の彼らを見ることができました。そうしたらもう、彼らのことが大好きになりましたね。
そんな経験をしたこともあって、今は社内での人の見方も変わりました。人それぞれが自分の価値観を持ち寄ることにより、一個人の想像を超えた価値や結果が生まれるのだと思っています。

海外駐在を通していかに自分が恵まれた環境で働かせていただいているかに気付けました。加えて自ら新しい価値を創造したいという想いは日々大きくなっています。駐在時代、好きな人達に、幸せを感じながら働いてもらうことに強いモチベーションを感じました。そして、そんな幸せな職場があってこそ、世の中に価値を生み出せるのだとも。だから、そんなチームと事業を自分の手で一から創りたいと思うようになったんです。
今は様々な事に好奇心を持ちながら、自分の余りあるエネルギーが世の中、会社、チームのためになるよう奔走してますね。それが最終的に自分にとっての幸せに繋がると思っています。(社員の所属部署・内容はインタビュー当時(2016年)のものです。)

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瓜 哲史

海外薄板事業部 
2011年入社

2011年の入社後、海外薄板事業第二部に配属。2014年6月より、ベトナム・ホーチミンの事業会社へ出向。帰国後の現在は、東京本社でタイとベトナムの市場を担当しつつ、新規事業立ち上げに従事。駐在時代にはスポーツ・エンターテイメント番組「SASUKE」のベトナム版に出場。学生時代はラクロスに打ち込む。

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