せっかちな自分を諌め、
強い信念を持って
地道に進む。

炭素部
2013年入社

三谷 彩

総合商社ならではの大規模な投資管理に関わった入社からの2年間。

2013年に入社して、ブラジルの鉄鋼原料鉱山会社の投資管理を2年担当した後、2015年からはアルミ製錬用電極の海外マーケティングと輸出販売業務を担当しています。
鉱山会社の投資管理業務は、住友商事が出資している事業会社の経営に関わる業務を遂行するチームに所属していました。本社スタッフ、ブラジル支社、現地事業会社への出向者あわせて15名程度の少人数のチームだったので、私が任された業務範囲も広かったですし、関係する人も様々でした。実際に鉱山の事業計画を精査したり、人事労務や会計経理業務に携わったり、通常なら入社1年目からは関われないであろう業務にも触れることができました。実際に鉱山へ出張する機会も1年目から得られ、目の前に広がる赤土の大地に度肝を抜かれたことを今でもよく思い出します。

経営業務ということもあって、マネジメント層と話す機会が多かったことも刺激的でした。1年目はただただ案件を理解し、周囲に追いつくために必死で勉強しているうちに過ぎてしまって、2年目は自分の意志で何かを動かすということにやっと取り掛かれるかな、という感じでした。そんな矢先の異動だったので、正直もう少し長くいたかったなと感じました。
鉱山会社の周囲で動くお金の額を考えると、とても個人資本でチャレンジできることではないですし、商社に入った醍醐味として、いつかまた大きな投資に関わってみたいと思っています。

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市場規模や業界構造ががらりと変わった異動先は、業務内容もまったく違った。

異動後は、いろいろとギャップを感じることがありました。同じ金属でも、鉄とアルミでは製造国や用途も全く異なり、市場規模も桁違いです。私個人としての業務範囲も、トレード周辺の業務に絞られました。
業務内容がシュリンクしたというわけではなく、関わる人が少ない分、より個人の成果がはっきりしたり、メーカーや需要家とより深い関係を築く必要があったりと、今の業務ならではの難しさやおもしろさを感じながら働いています。

アルミの世界的な需要は今後も伸びが期待されますが、足元では他の金属と同様に価格の低迷が続き、製錬事業者は様々な要因で淘汰されてきています。また、製錬用電極の製造も、新規参入が容易な分野ではないため、プレイヤーは限られています。
そんな市場環境だからこそ、需要家である製錬事業者の悩みや、パートナーであるメーカーの優位性を把握し、それぞれと良好な信頼関係を築くことが非常に重要です。そして、信頼関係を築くための一番の方法は、なるべく顔を合わせ、本音で話す機会を増やすという、昔ながらの地道な方法だったりします。

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分かりやすい成果に惑わされず、最終的な目標をぶれずに追い求めていく。

私は昔からせっかちで、高校時代の恩師に、地道な努力を軽視しがちなことを諌める言葉をもらったことがあります。家の前の邪魔な山を強い信念をもってこつこつ切り崩した結果、平らにしてしまったおじいさんの逸話を元にした、「愚公移山」という中国の故事成語です。
すぐに結果が出にくい業務を後回しにしそうになると、最終的な目標を思い描いて、モチベーションを保つことを意識しています。私にとって最終的な目標は、やはり商社の営業ですから、売上と利益です。メーカー、需要家、そして当社にとって長期的な利益を最大化しようと思うと、近道はないと気付かされます。

トレードビジネスには、一見すると近道に見える道がたくさんあります。製品を買うかどうかを決めるのは需要家ですから、そちらの顔色だけを見てメーカーに無理を言っても、何度かは聞いてもらえるでしょう。あるいは、需要家に対するセールストークも、都合の悪い部分を隠して話すことはできますし、そうしたほうが一度の契約は取りやすいかもしれません。
でも、そんな方法は何度も使えないし、先輩たちが何十年もかけて築いてきた信頼関係を、あっという間に毀損してしまいます。目標達成のためには、まず目の前の仕事にひたむきに誠実に取り組むことが大事だと、せっかちな自分に言い聞かせています(笑)。(社員の所属部署・内容はインタビュー当時(2016年)のものです。)

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三谷彩

炭素部 
2013年入社

新卒入社後、当社出資の在ブラジルの鉄鉱山会社の管理運営を2年間担当。2015年より、炭素部に異動し、アルミ製錬用電極の欧州・オセアニア向けのマーケティングおよびトレード業務を担当。関西出身のチャキチャキ女子。

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