Person 01
物流事業部
𡈽屋 茉莉子

入社後、SGL(住商グローバル・ロジスティクス)に出向し、貿易の実務業務などを担当。
その後、国際物流の営業経験を経て、2017年、SGLインドネシアに海外トレイニーとして
赴任。2年間にわたってインドネシアでの物流
事業に携わる。2019年、物流事業部に帰任し、
物流インフラの事業投資案件を担当。

現地で暮らし、働いて気づいた。
物流は、便利さや快適さ、
そして、幸せを支える仕事なのだと。

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私が向き合うもの

物流は経済を前進させ、
暮らしを変えていく。
インドネシアで人びとの
笑顔を
見た時は、
自分ごとのように
嬉しかった。

私が取り組む物流インフラ事業は、世界の経済を支える役割を担っています。一般的に開発途上国においては物流インフラが未整備であるがゆえに、GDPにおける物流コストが占める割合は、先進国と比べて高い傾向にあります。このことでもわかるように、物流インフラの整備は、その国の経済発展や豊かな暮らしにダイレクトにつながっているのです。
2017年から2年間、インドネシアに駐在し、現地での物流事業に携わりました。駐在中の2年間は、日常の景色が目まぐるしく変わっていく、ダイナミックな街の発展を肌で感じる毎日でした。街中では日系の自動車が数多く走り、駐在中には日本の円借款(※1)事業によって初の地下鉄が開通しました。当社が日本製の鉄道車両を納入していたことからも、現地の人たちが初めての地下鉄に大興奮しながら乗り込む姿を見た時は、自分ごとのように嬉しかったですね。物流は目立たないかもしれませんが、こうした発展には不可欠なインフラであり、その国で暮らす人びとの便利さや快適さ、そして幸せを支える仕事なのです。

※1:途上国に対し、開発事業や経済安定に関する必要な資金を、長期・低利の緩やかな条件で直接融資すること

私の現在地

開発途上国の政策に関わるような
仕事にチャレンジしたいと思っていた。

学生時代、政治学科で途上国支援に関する研究をしていたこともあり、開発途上国の政策に関わるような仕事に携わりたいと思っていました。それがどんな仕事なのか、あの頃はまだ漠然としていましたが、アジアの国々を舞台とした物流インフラの事業投資を担当するようになって、そのイメージがはっきり見えてきました。
現在、主に携わっている事業は、ミャンマーのティラワにおける港湾ターミナルの運営事業です。ミャンマー港湾局とのコンセッション契約(※2)のもと、38年間にわたり港を運営する長期スパンのプロジェクト。世界の主要港と比較すれば小さな港ですが、それでも全長200m級の船舶が着岸する広大な敷地に立つと、改めてスケールの大きさを実感します。
圧倒されるのはスケールの大きさばかりではありません。輸出入の大半を占める海上輸送は経済における大動脈。世界へと開かれた玄関であり関所のような存在でもあります。ティラワには日緬両政府と当社が中心となって事業展開・運営する経済特区があり、同地区における物流事業にも参画していますので、これらの事業とも連携して、より一層ミャンマーの経済発展に資するような展開を進めていこうと考えています。まさに同国の政策や経済に密接に関わるプロジェクトなのです。

※2:公共機関が民間事業者に事業権を与えるために締結される契約

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これから目指すもの

自分の武器となる専門性を磨くこと。
揺らぐことのない信念を抱き続けること。

新しい事業への取り組みも積極的に進めています。ミャンマー同様に港湾・物流事業に参画しているべトナムでは、ロジスティクスのスマート化など物流全体の仕組みまで踏み込んだアプローチを模索しています。将来的には、その国の物流インフラ全体を複合的にデザインするような事業展開を目指したいですね。
ボーダーレスに多くの人たちと関わる商社の仕事では「人間力が重要」とよくいわれます。けれども、それはあくまでも必要最低限の力だと私は思っています。大きなプロジェクトで自らの価値を発揮していくためには、自分の武器となる専門性を高めていく地道な努力が欠かせません。また、それ以上に絶対に諦めない、必ず実現するという想いも大切。国境を超えてさまざまな企業、そして政府まで巻きこんでプロジェクトを実現するためには、その先にある社会や暮らしを見据えた、揺らぐことのない信念が必要なのです。

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